社章製造開始前に注意する事とは?
『長い時間をかけて、社章の製造方法やデザインを決定し、あとは届くのを待つだけ』そういった状況でも、初めて作られる方は見落としがちなことがいくつかあります。製造完了後に後悔しないように気を付ける点をいくつか挙げてみました。
裏金具はそれで大丈夫?
『社章の裏金具なんてどれでも同じでしょ?』と思われている方が失敗しやすいのが裏金具の選び方です。裏金具は社章を作るうえで重要ですので、必ず製造開始前によく検討しましょう。裏金具は一度つけてしまうと付け替えることができないです。だから裏金具選びは重要です。社章の裏金具は溶接しますので、簡単に付け替えることはできません。裏金具の種類は下記の通りになります。
- ●平ネジ
- ●ロータリーねじ
- ●袋ネジ
- ●タイタック
- ●ショートタック
- ●蝶タック
- ●豆クリップ
- ●スカーフピン(ハットピン)
- ●タイバー各種
- ●造花ピン
- ●回転ピン
- ●管ピン
用途に合わせて適切な裏金具を選びましょう。裏金具は女性用と男性用で分けることもできます。
サイズはそれで大丈夫?
社章製作の一番初めの工程は金型製造になります。一度金型を製造しますとサイズの変更はできません。(再度金型を作り直すしかありません)ですので、事前にサイズのチェックは怠らないようにしましょう。例えば、丸型の社章を作るとします。直径12mmと直径15mmの社章、わずか3mmのサイズ差ですが、現物を見ると大きな違いを感じることでしょう。社章のサイズで後悔しないように、デザインを印刷して確認することをお勧めします。
試作品の有無
社章の試作品をつくるかどうかは依頼主の判断になります。依頼主の要望なしで試作品をつくることはありません。(試作品を作ることを進める場合はあります) 依頼される方によっては本生産前に試作品ができてくると勘違いされている方もおられますので注意する必要があります。試作品は有償です。
弊社の場合、製造開始前にイメージデザインをご確認いただいております。イメージデザインでOKが出た後に、直接本生産にはいるか、試作品を作るかは依頼主の判断になります。
できれば数量の確認
数量の変更は可能ですが、一度製造が始まってから数量を変更しますと、製造の流れがストップしてしまうので、できれば製造開始前に確認された方がよいです。社章を紛失される社員の方もおられるので、多少多めに作ることをお勧めします。
最後に
社章は会社・団体のシンボルですので、重要なアイテムになります。製造完了後に後悔しないためにも、上記の注意事項を参考にされてみてください。