社章の製造期間って?
何かを注文する時に気になることのひとつは『納期』です。特に社章のような完全オーダーメイドの製品を作る時、ほとんどの方はどのくらいかかるのかわからないことでしょう。では、社章を作るにはどのくらい時間がかかり、どのような要素で製造期間がかわるのか説明しましょう。
外形
オリジナルの社章を作る時に納期の変わる要素の一つに『外形』が関連します。一番早いものが『正円型(丸型)』です。次に早いのは四角など比較的シンプルな外形のものなります。次は複雑な変形で、例えばロゴマークに沿った形のデザインなどは時間がかかります。その次は、中抜きのある形の社章は製造に時間がかかります。
平型と肉型
金型の種類には平面(凹凸はあります)の平型と立体的な『肉型』があります。肉型は平型より製造に時間がかかります。肉型の作り方にもいろいろありますが、肉型を作る時には、出来上がったときと同じ形状の立体的な原版をつくる必要がありますので、製造にもそれなりに時間がかかってしまいます。
色数
カラー社章を作る時の色数によっても製造期間は変わります。トギエポは色を製造都度調合しますので製造にも時間がかかります。ただ、トギエポには希望の色に近いものが製造できるといったメリットもあります。本七宝はすでに色種が決まっているので、トギエポよりは時間がかからないといえます。
発注のタイミング、時期
社章の製造期間の大事な要素の一つに発注時期が関連します。ではそれがいつなのか?と聞かれると返答が難しいです。発注時期というより発注のタイミングといってもいいかもしれません。注文の重なるタイミングはどうしても製造時間が多くかかってしまいます。
ダイヤモンドやスワロフスキーを入れる
社章にスワロフスキーを入れる方やダイヤモンドをいれる方がおられます。これらによっても納期は変わります。特に、ダイヤモンドを入れるのは時間がかかる作業です。スワロフスキーやダイヤモンドを入れる数によっても変わります。
数量
作る社章の数量によっても納期は変わります。これは社章以外の製品でもいえることだと思います。30個と50個であればほとんど変わらないですが、10個と1000個の発注数では製造期間も変でわってきます。
最後に
上記で挙げた要素以外の細かい仕様の違いでも若干納期は変わってきます。製造業を生業とされている方は理解できると思いますが、完全オリジナルの製品をつくるということは容易ではありません。途中で問題が発生すればまた一からやり直すこともあります。納期にはできるだけ余裕をみて、早めにご注文されることをお勧めします。