社章とは企業に属する社員が身に着けるシンボルマークのことです。
着けている社章を見ることで、どこの企業に属している社員の人なのかがひと目で分かるようになっています。
まだ社章を持っていない経営者の方の中には、社章を作ることにはどのようなメリットがあり、どのような効果が期待できるのかが気になっている方もいらっしゃるでしょう。 本記事では、社章の役割やメリット、社章を作成するときのポイントなどについて説明します。
社章の役割としては、以下のようなことが挙げられます。
それぞれについて、説明します。
社章は、身に着けておくことで身分証明の役割を担ってくれます。
どこの会社の社員であるかがひと目で分かるので、取引を行う相手としても安心です。
社章を身に着けた状態で堂々と振る舞うことで、取り扱っている商品やサービスのイメージアップにつながることも、期待できるでしょう。
社章を身に着けることで、その企業の社員であるということを自然と自覚できるようになります。
会社の名前を背負って仕事を行っていると、企業の名前を汚すようなことはできないという意識が芽生えるものです。
その結果、社会人として理想的な振る舞いを心がけるようになるでしょう。
社章は自分だけが着けるのではなく、同じ企業の社員全員が身に着けるものです。
社員全員が同じものを共有することで、共通意識を持って団結しやすくなる効果が期待できます。
仕事は自分一人だけで行うのではなく、チーム全体で行うものですが、その際にチームとして団結力があるほうが生産性が向上し、よりよい成果につながることは間違いありません。
社章を作成するメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
それぞれについて、説明します。
社章を身に着けて仕事をするということは、自分の所属を世間に対して明らかにして仕事をしているということを意味します。
社章を身に着けた社員が模範的な振る舞いを行ったり、社会人として適切な行いを行うことで、その社員を通して会社に対する信頼感が高まっていくことになります。
もちろん、まったく逆の効果が起こることもありえるので、社章を身に着けた社員は自身の振る舞い等には十分注意しておかなければなりません。
お客さまや取引先の方としても、どこの誰か分からない相手とやり取りや取引を行うよりも、所属がはっきりと分かっている相手とやり取りを行うほうが安心であることは間違いありません。
社章を身に着けることには、お客さまが安心してやり取りを行えるような効果も期待できます。
自分だけでなく同じ企業の社員が社章を身に着けていることで、「自分はこの人たちの仲間なんだ」という意識が芽生えて、団結力が生まれます。
人は自分以外のために何かを成し遂げようとするときに、より大きな力を発揮することがありますが、それが会社のためだったり仲間のためだったりする場合、その傾向はより顕著になります。
会社の業績を伸ばすという観点においては、社員同士の団結力というのは非常に重要な要素です。
大手企業が社章を作る理由としては、以下のようなことが考えられます。
それぞれについて、説明します。
営業職のように対外的な仕事を行う社員が社章を身に着けていると、取引先の人を中心にその社章の認知度が上がり、その結果企業としての認知度も向上します。
BtoB、BtoCを問わず企業としての認知度を向上させることは、業績をアップさせるために非常に重要な要素です。
とくにライバル企業と比べて自社の認知度が低いと感じている場合は、社章を作ることは有意義な判断でしょう。
すでに何度か触れていますが、社章を着けて仕事をするということは、企業を背負って仕事をするということを意味しています。
つまり、社章を着けている以上は社会人として恥ずかしいような振る舞いを行うことはない、と思ってもらいやすくなります。
そのため、安定していてしっかりした企業であるというイメージを持ってもらいやすいでしょう。
社章は周囲の人に見られるものではありますが、身に着けている社員自身も当然社章を定期的に見ることになります。
その際に、「自分はこの企業の社員なんだ」ということを無意識的に自覚することになるので、帰属意識を高める効果が期待できます。
社員の帰属意識を高めて団結力を向上させることの重要性は、これまで触れてきた通りです。
社章を作成するときのポイントとしては、いくつかのポイントがあります。
これらのポイントを押さえれば、自社にあった社章を作成できるでしょう。
それぞれについて説明します。
社章のデザインとしては、会社としてのオリジナルのロゴがある場合は、それを社章にそのまま用いることが多いです。
ただ、オリジナルのロゴは複雑すぎて、小さな社章にそのままデザインするのが難しい場合などは、社章用のデザインを新たに考える必要があります。
その場合はオリジナルのロゴをある程度踏襲し、シンプルなものにするのか、まったく異なるデザインを一から考えるのかに大きく分かれるでしょう。
社章はスーツの襟元に装着されることが多いため、一辺や直径が1.5cm前後となるサイズが無難です。
大きすぎても襟元に装着するとなるとアンバランスですし、小さすぎても目立ちにくいです。 形状は円・楕円・正方形・長方形などがメジャーです。
社章の素材には、真鍮が用いられることが多いですが、メッキにはいくつかの方法があります。
金メッキやニッケルメッキなどがメジャーですが、ほかにも銅メッキ、銅ブロンズメッキ、銀いぶし、真鍮いぶしなどさまざまです。 与える印象は選ぶ仕上げによってそれぞれ異なるので、サンプルなどを確認したうえで判断するとよいでしょう。
社員が社章を身に着けることで、企業人としての自覚を持ったり企業への帰属意識が高まったりといった効果が期待できます。
また、取引を行う相手としても安心感が強まるので、企業としての認知度を上げてしっかりとした企業であるというイメージを持ってもらうためにも、社章の作成はおすすめです。
作成する際は紹介したポイントを参考にし、より一層社員の団結力が強まるような社章を作成しましょう。
【免責事項】
本ページはあくまで運営者の趣味による情報提供です。当製作所の商品とは関係ございません。また、下記情報の使用による損失などの責任は一切負いかねますので予めご了承ください。