社章 TOP > 社章のデザインを決める手順と製作方法|業界別の作成イメージも紹介
社章のデザインから完成までは以下の工程で進んでいきます。
※流れに特に決まりはございませんので、順番は無視していただいて全然結構です。
まずは気軽にお問い合わせください。
1. デザインを決める
2. 仕上げ方法を決める
3. サイズを決める
4. 金具・留め具を決める
以下で具体的に説明していきます。
まずは、ベースとなるデザインを決めます。社章のデザイン決定には、大きく分けて2つの方法があります。
1つ目は、名刺・封筒・看板などに使用している会社や団体のオリジナルのロゴマークを、そのまま社章に利用する方法です。社章の作成にあたっては、こちらの方法が一般的です。既存のロゴデザインをベースにするため、社章の形はある程度絞られます。
ただし、ロゴマークによっては、イメージを保ったまま社章に反映することが難しいデザインもあります。そのため、イメージを損なわず社章デザインを作成できる技術を備えた製作会社を選ぶことが大切です。
弊社はどのようなロゴマークであっても元来のイメージを守ることはもちろん、既存のロゴマークを超えるようなクオリティのデザイン作成を心がけております。
2つ目は、ゼロベースから社章用のデザインを作成する方法です。オリジナルのロゴマークが無い場合は、社名のアルファベットや頭文字などを社章のデザインとして使用することが一般的といえます。
弊社では基本的にゼロから(案出しから)のデザイン制作は承っておりませんが、ご提供いただいたラフ案や他の社章画像などの材料を参考に、社章のイメージデザインを制作することは可能です。
社章制作には、複数の仕上げ・製造方法があり、選ぶ方法によって社章デザインの印象や価格が異なります。オリジナルのロゴマークのカラーを重視するのか、または金属色(金・銀・銅など)を使って高級感を出すのかなど、会社や団体のイメージや仕上がりのご希望をもとに決定します。
次に、サイズを決めます。丸型、楕円形、正方形、長方形など作成する社章の形によっても異なりますが、一般的には11mm~16mm前後がおすすめです。社章は金属製のため、サイズが大きくなるほど重さも増します。 重過ぎる社章をスーツの襟元に装着した場合、しゃがんだときなどに襟元がめくれてしまう可能性もあるため、見た目だけではなく使用感にも考慮してサイズを決める必要があります。
最後に、社章を裏側から留める裏金具・留め具を決めます。針式やネジ式など種類によってさまざまな特徴の留め具があるため、用途やご希望に合わせてお選びください。
山脇マークでは、お客様に満足いただける社章を作成するため、以下の点にこだわっています。
● イメージデザインは納得していただけるまで作成
● 長年の実績からイメージデザインをご提案
● 印刷は使用いたしません
それぞれのポイントについて詳しく紹介します。
大事な会社の社章となるイメージデザインは、お客様がご納得いただけるまで何度でも作成させていただきます。
お持ちのロゴマークのデータ(弊社はイラストレーターCS5windows版を使用)をもとに、
弊社にて製造可能なデザインに修正させていただきます。手描きのラフスケッチや印刷物(名刺や封筒など)からの完成イメージデザインの作成も可能です。
弊社は社章・徽章・メダルを製造して約80年になります。長い歴史の中で培ってきた技術と経験を誇る私達だからこそ実現できる、貴社に最適なイメージデザインをご提案いたします。
いくら良いイメージデザインであっても、社章に仕上げたときに印象が崩れてしまうようなデザインでは、せっかくの好印象を損ねかねません。
私達は長年の実績を活かし、完成した社章を快適に使用することを前提とした最適なデザイン・仕様をご提案しております。一つの金型を使用して、下記画像のように違った雰囲気の社章を複数作成することも可能です。
弊社では最低10年は金型を保存しておりますので、初回はメッキのみの仕上げに留め、次回の製作時に色を入れて気分を変える、周年記念用にイメージ違いの社章を作成する、などの方法でご活用いただくこともできます。ご不明な点は、弊社まで直接お問い合わせください。
毎日のように身に付け、触る機会も多い社章には、剥げ易い印刷は基本的に使用しません。
弊社の製品は、すべて金型から作り、凹面に色を入れ彩色を表現しております。そのため、グラデーション表現などには対応できかねますことをご了承ください。
会社の業種によって、適した社章デザインは異なります。
会社のイメージや雰囲気を考慮し、最適な材料・製造方法を選択することが大切です。
ここでは、業界別におすすめの社章デザインを紹介します。
銀行・証券会社
銀行・証券会社銀行・証券会社のお客様は、使用するロゴマークがカラフルな場合であっても、社章にする際はシンプルで控えめな製造方法(イブシ仕上げ、メッキ仕上げ、本七宝、象嵌、ダムシンなど)を選ぶケースが多く見受けられます。
信用第一の職種のイメージを大切にする姿勢が、その理由の一つに考えられます。真鍮製や丹銅製ではなく『銀製』の材料が多いことも、この業界のお客様ならではの特徴です。
IT関連会社
IT関連や比較的若い会社のお客様は、メッキ仕上げやコンビメッキなど、クールなデザインの社員バッジをご注文いただくことが多い傾向にあります。
病院・保険会社
病院・保険会社は温かい・柔らかいイメージのロゴマークが多く、そのイメージを崩さないよう、ロゴマークそのままの色合いで社章にするお客様が多くいらっしゃいます。 色を使わないメッキ仕上げよりも、パステルカラーなどの色を表現できるトギエポといった製造方法がよく使われます。
建設・不動産
建設・不動産関連のお客様は渋いイメージの社章をお選びになることが多く、イブシ仕上げやダムシン・象嵌などの製造方法が特に人気があります。
プラチナや純金などを使用する社長・重役の方が多く見受けられることも、この業界の特徴といえます。
老舗企業
老舗企業のお客様は、家紋を使用するケースが多いです。銀イブシ、ダムシンなど渋めな製造方法を選ばれることが多く、色を使ったデザインでも、単色でのご注文が多く見受けられます。
レストラン・ウェディング
レストラン・ウェディング関連のお客様は、お洒落な社員バッジをお選びになる傾向にあります。メッキ仕上げや、色を使ったとしても黒や紫など大人な雰囲気の色合いが好まれます。
タイピンやハットピン(スカーフピン)にしてチェーンをつけるなど、個性の光る社章にするケースもあります。
弊社では長年の実績と経験を活かし、熟練の職人が心を込めて貴社にふさわしい社章を作成いたします。
すでに社章のベースとなるロゴマークをお持ちの場合は、そちらを弊社で社章用にアレンジして製造いたします。
一方、ゼロベースからデザイン製作をご希望の場合は、まずはデザイン会社にご依頼いただき、完成したデザインを弊社にお持ちいただくことをおすすめいたします。
我々は仕事柄、社章を製造した際のデザインイメージを重視してしまうため、柔軟な発想に欠けてしまう部分もあります。そのため、『餅は餅屋』といったことわざのとおり、ゼロからのデザイン作成は専門のデザイナーにお任せすることをおすすめしております。
それぞれの専門家が各分野で力を尽くすことが、真に満足のいく社章作成につながるはずです。
その代わり弊社は、既存のロゴマークを社章に活かす技術については大きな自信を持っておりますので、どうぞ安心してお任せください。